育休明けの辛さは経験した者にしか分からないと思っています。
久々で慣れない仕事、保育園に入りたてで熱を出しまくる子供、その両立でリズムをつかめない自分…。
一人目の育休明け、時短勤務で仕事復帰したときに、幾度となく、ひっそりと悲しい思いをしました。
職場の人の、本人からしたら何気ない言動である場合もあります。
むしろ気遣いであることもあります。
私が気にしすぎだっただけかもしれません。
でも、仕事復帰直後のワーママは、ただでさえ罪悪感をもっていたり、仕事をする自分に自信がなかったりします。
だから地味に傷つくし辛いんです。。。
これから仕事復帰する方へ、育休中から心構えと対処法を考えられるように、辛かったことや傷ついた言葉を書きました。
ある管理職が語る!ワーママが職場でコミュニケーションをとるコツが書いてあります。
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育休明けの仕事復帰で地味に辛いとき6つ
育休明けの仕事復帰、私はひとりで闘っているような気になっていました。そんな状態だったので、ふとしたことが辛かったです。
きっと元気なときなら気にならないこともあるかもしれません。
①仕事で役立っていないと感じるとき
育休というブランクがあり、仕事復帰してまもなくはまだ完全には追いつけていません。
一人目復帰後しばらくはサポート的な仕事しかしていないこともあり、仕事で役立ってないという虚しさがありました。
そんなときに、私はこんな言葉を聞くことになります
紛らわしいのですが、直接私に向けて発された言葉ではありません。
同僚と、私の後に育休に入って復帰してくる人の話をしていたときに出てきました。
復帰してきても0.5人分にしかならないから仕事は忙しいままだね、といった内容でした。
私自身は、時短勤務なりに効率を考えて仕事していたし、家に持ち帰って仕事することもありました。
育休中のブランクを取り戻したいと焦る気持ちもありました。
そんな状況での発言だったので、私に対して言われているようで辛かったですね。
(間接的に私に言いたかったのかも…)
当時の私に言いたいことは「じゅうぶんがんばってるし、気にしなくていい。できることからでいいんだよ」ということです。
②時間が圧倒的に足りず仕事が終わらないとき
生後6か月で仕事復帰したこともあり、はじめは2時間短い勤務時間でした。
時短勤務はほんとうに時間がないです。
トイレは1回いくかいかないかで、ランチ以外にはほぼ休憩もとらず無駄話もせずに仕事をしていました。
それでも終わらないんですよね。
さらに自分が退勤したあとに、自分も関わる仕事の進捗が動いていたり、話がまとまっていたりする悲しさ。
自分の退勤後に設定される会議。。。
自分の勤務時間外の会議に不参加の旨伝えると、よく言われていました。
この言葉自体が悲しいわけではありませんが、会議に参加できないことが悲しかったです。
自分がいなくても会議が設定されるという、切なさもあります。
公開している予定表に、退勤後の時間帯をブロックしておくのも一つの手です。
それでも、最大限配慮してもらえていたんだと思います。
ただどうしても参加者の予定が合わないときや、急きょ開催することになったときには難しいんですよね。
ちなみに、フルタイム勤務にしても残業ができたとしても、やっぱり時間は足りません。
時短の範囲内でできる最大限をやれればOKです。
③子供が体調不良をくりかえすとき
覚悟はしていても、やはり子供の体調不良には悩まされます。
子供にも申し訳ないし、「子供に辛い思いをさせてまで働く意味ってなんだろう」と誰もが一度は頭をかすめるのではないでしょうか。
なにより子供が体調を崩すたびに仕事を休まないといけません。
何度も何度も休むのは本当に心苦しいですよね。
なぜか大事な仕事のある日ほと熱を出すことも…。
そんな状況で言われた一言が私の脳裏に今も焼きついています。
復帰してすぐ、ある研修を頼まれたときのこと。
依頼してきた担当者には、病児で急に休む可能性があることを伝えていました。それでもよいし代役も用意するということだったので、引き受けました。
そして、結局子供の熱で休むことになり、間接的にしか関係のない上司に言われた一言です。
廊下ですれ違いざまに言われ、とっさに反応できず、言い返すこともできませんでした。
私の上司でもないし、研修を依頼してきた担当者の直属上司でもない。
しかも私は休む可能性を事前に伝えていた。
「なぜこんなことを言われないといけないのか」と悔しかったです。
子供の体調不良は、自分ではどうすることもできません。
自分の気持ちとしては開き直ってしまうのが楽かもしれません。「今だけ休むのは仕方ない」と自分に言い聞かせるのです。難しいんですけど。
(同僚相手に体調不良で休むことを開き直るのはNGです…)
仕事復帰して半年~一年をピークに子供が熱を出すことも減り、楽になっていきます。
④すべてが中途半端で自分が情けないとき
①~③のように、仕事も育児も中途半端な自分が情けなくなります。
もっとやれるはずの仕事も疲れてイライラしてしまう育児も、できなかった家事も「もっとがんばってなんとかしなければ」と思ってしまいます。
すぐに今の辛さから抜け出す糸口が見いだせないこともあります。
すべてが中途半端。
でも、いいんです。それで。
家事は手を抜きましょう。
育児も抜けるところは抜きましょう。
子供の寝る時間が少しくらい遅くなっても大丈夫だし、レトルトでもおいしく食べてくれるご飯がたくさんあります。
たくさん手を抜いて、乗り切りましょう。
徐々にリズムができてきます。
⑤職場で配慮されすぎて疎外感ただようとき
時間がないだろうから、大変だろうからと配慮されて、初めから人数としてカウントされないときは寂しかったです。
気遣ってくれている言葉なのは分かっています。
私だって選択肢の一人に入れてほしいのに、「無理だから…」で除外されてしまうんです。
けっこうやる気をそがれる言葉なんです。
強気でいきたいところですが、大事なときに休むことになったらどうしよう、と不安もたくさんあります。
私は、大事な予定を入れるときは、夫の予定を押さえてから、確定させています。もしこの日、子が体調を崩した場合はよろしく!と。
そして「できます」ではなく「やりたいです」と言うといいですよ。できるかどうかはともかく、やりたい気持ちを伝えることは大事です。
⑥共感してもらえる身近な人がいないとき
一人目の仕事復帰後は、なにが辛いって、いろいろと大変なことがあるのに、愚痴ったり励ましあったりできる人がが身近にいなかったことが辛かったです。
ワーママは孤軍奮闘だと感じていました。
自分で決めた道だから、と弱音も思うように吐けません。
夫に少しは言うことはあります。でも育休を取ったわけでもない、時短を取っているわけでもない夫は、ほんとうには理解してくれていない気がしていました。
誰かと「大変だよね」「辛いよね」と言い合えるだけでも励みになります。
育休明けから仕事復帰してすぐの頃は、辛いタイミングが少なからずあります。
励まし合える仲間を育休中に見つけておくのがいいですね。
育休中に子連れでいける勉強会でワーママ仲間ができます。
仕事復帰してからも、時間の都合さえつけばワーママに出会える場にいくチャンスはあります。
育休プチMBAは育休者のみが対象ですがWSIプチMBAは仕事復帰していても参加することができます。
育休明け仕事復帰後は辛いけどきっと乗り越えられる
育休明け、仕事復帰して辛かったときを6つ、振り返ってみました。
育休明けの仕事復帰後すぐは、とくに敏感になっているのかもしれません。
私の職場はありがたいことに、協力的かつ配慮してくれる方ばかりで、直接的に嫌な態度を出したり、言葉を放ったりする人はほとんどいませんでした。
最近ではそういう職場も増えているかもしれません。
それでも、ぎりぎりでがんばっているワーママにとっては傷ついたり辛かったりするときがあります。
自分を責める必要はないです。
ときには自分のために有給休暇を使って休んだりしながら、ゆるりと乗り越えていきましょう!
育休明けの復帰面談は終わりましたか?復帰面談で伝えそびれたことは、復職後でも遅くはありません。
上司に伝えましょう。